合宿で塾長と話したのだが、ここ数年の中学生は元気が無いらしい。

いい意味での元気だけでなく、悪い意味での元気、も、である。

今年の合宿参加者は、いい子たちばかりで、それほどキツく怒る事も無く、終わってしまった。

粘り強い子も少なくなったように思う。

きっと「反抗期」のない子が増えてるんじゃないかな。

打っても響かないような、そんなイメージ。

そして、自分らにも言えるのだが、「自分から動ける」人が少なくなってきた。

例えば、ゴミが落ちていたら拾う。

机が乱れたら直す。

自分から挨拶をする。

わからなかったら質問する。

掃除するにも、言われないとできない。何をしたらいいかわからない。だから、何もしない。

だったら考えろよ!って言っても、おそらく考えることすらできないのだ。

そうやって、主体性がない人間が育つ。

主体性がなくても生きていける世の中なのか。

親に言われて、先生に言われて、友達に言われて、動いていく日々。

言う人間も、誰かに言われて動いているのだ。

一体、誰が動かしているのだろう。

自分の中には誰がいるんだろう。

そうやって、そうやって、そうやって、人は人じゃなくなってしまうのに。

今回の合宿のテーマは、自分で動ける人間になるということだった。(いつものことだが)
とにかく叱って叱って、考えさせる。
どうすればいいのか、どうすれば勉強できるようになるのか、自分には何が足りないのか。
わからなくなったら先生に聞けばいい。
そしたら先生たちはちゃんと教えてくれるだろう。

そゆことを真剣に考えられて、実行に移すことのできる人間にならなきゃ、いつかきっと後悔する。

今の自分は、自分のためにあるんだって。

誰かに言われて動くだけの人間は、責任もない。

何かあれば、自分以外の何かに責任を求め、なすりつけるような人間になる。

そんなんじゃない人間を育てたい。

その前に、自分を省みる必要があるのだが。

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