仙台にある八文字屋書店で先日購入した三冊の演劇系(ステージ系)雑誌についての考察

今回購入した雑誌は以下の3冊である。

a.演劇ぶっく6月号No.103(定価750円)
b.レプリーク7月号vol.40(定価680円)
c.LOOK at STAR!TV LIFE6/18号別冊vol.2(定価670円)

aの演劇ぶっくは、知るひとぞ知る?というか、演劇関係者なら必ず一度は手にとったことがあるか、購入したことがあるだろうというもの。隔月発売で、奇数月に発売される。(でも記載号は偶数♪)
今月号の表紙は「野村萬斎」

bのレプリークは、演劇関係者というより、宝塚ファンの雑誌だった、といってもいいのではないか。ここ数ヶ月で、雑誌の色が変わってきたように思う。完全な女性向雑誌である。掲載記事の傾向はエンターテイメント、ミュージカル系。表紙は同じく「野村萬斎」

c新げなステージ雑誌を発見。副題に「ステージ・アーティスト・マガジン」とある。TVLIFEの別冊。圧倒的に表紙に書かれている情報量が多い。つーか、アーティストの名前ばかりね。TVに出ているアーティスト(と呼ぶのがおかしいぞ?興味深い言い回しである。つまりのところ、俳優・女優)の名前が、普通の雑誌みたいに(!)記載されている。「ステージルポ」と題して、いくつかの公演のタイトルも載っている。ちなみに表紙は「稲垣吾郎」。

さて、ざっと見比べたところで、表紙の俳優の違いからも、cは明らかにターゲットが違うことがわかる。いわゆる「TVに出ていて舞台もやっている俳優・女優」系をトップに集めたといっても過言でない内容。もちろん、それだけじゃ足りないから、舞台役者メインの記事もあり。
表紙に「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」の名前が載っちゃうんだから、その辺は面白いかも。
(演劇系ならあたりまえか。)
aのえんぶ(演劇ぶっく略称)に載るならあたりまえっぽいけど、bの表紙には載りにくい名前じゃないか?

実際のページ数、カラーページ数、字の大きさ、読みやすさ、ステージレポの数などからそれぞれを見比べてみよう。

1.雑誌サイズ、ページ数(うち、カラーページ数)
a.A4(背表紙あり)←こーゆーのなんていうの?
96ページ(48ページ)
○特集「Good-bye OMS さよなら扇町ミュージアムスクエア」
○ステージレポ「オケピ!」「ニンゲン御破算」「白鳥の湖」「ペリグリーズ」「太陽まであと一歩」
○特集 「ジャニーズmeetsグローブ座」
★えんぶは字が小さいと思う。全体的に写真は多いが、読みにくい。はじめの方の俳優クローズアップは写真がきれいでいいし、興味深いが、インタヴューの内容が少しでさみしい。何人も乗せるなら、毎回1〜2人にして、2ページずつくらい使ってもいいのではないか。狙っている効果がわかりにくい。
情報量は非常に多いとおもう。マイナー志向?劇団人向け雑誌といえるか?

b.A4大(背表紙あり)←知識がなくてわからんが名前がありそう・・・
112ページ(オールカラー!)切り離せる公演スケジュール冊子つき
○特集「野村萬斎」
○特集 ↑ のせいで「ハムレット」
○ステージレポ というレポはなし。
★センスがよいというのか、婦人画報みたいなデザイン。余白を十分にとるページデザイン。贅沢。
インタビュー記事メイン。役者のクローズアップがいいかんじ。数は多くはない。
★国際派!LONDONとNYの情報まで含む。映画のピックアップも女性意識したもの。
★そんな雑誌なのに、「にっぽん全国芝居小屋めぐり」とかいって「康楽館」が載っていたりする。かっけー。旅好きな女性には、全国ネタが必要なのか。

c.A4小(背表紙なし)
114ページ(84ページ)
○特集「稲垣吾郎」
○SMAP on STAGE の歴史
○古田新太 密着24hour (<やだ、これ〜・・・)
○ステージルポ 「奇跡の人」「夜叉ヶ池」「青ひげ公の城」「花の紅天狗」「爆走CLASH17★吠えよ、ストラマー★」
★一番読んでて面白かった。さすが、TVLIFE別冊?作り手が違うと違うもんだね。
おそらく、TVLIFEの購読者とかぶるようなターゲッティングなのであろう。稲垣が表紙だったら買うかもね。でも、本屋でおいている場所が全然違ったらどうだろうね。ジルとしてはTV見てる人に買って欲しい雑誌だ。演劇見に行くひとでも、ちょっと知らない俳優すら載っているところが面白い。演劇見ている人が作っている感じする。
押さえるところは押さえておいて(例えば、奥菜恵、河原雅彦、中村獅童、井上芳雄、成宮寛貴など)、阿佐ヶ谷スパーダース、吹越満(有名人か・・・)、TEAM発砲B・JIN。さらに「お笑い」がクローズアップされている。
非常に充実していて、読んでいて「見に行きたい」と思わせる内容。


ちと、c寄りな比較になってきたな。

ちなみに、b、cとも次は7月7日発売。

内容がかぶらない限り、来月も買ってみようと思った。

長くなってきたので、読んでみた感想はまた今度にしよう。。。気が付けば日付もずれているし。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

日記内を検索